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  1. 城陽市議会 2022-03-29
    令和 4年第1回定例会(第6号 3月29日)


    取得元: 城陽市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和 4年第1回定例会(第6号 3月29日) 令和4年         城陽市議会定例会会議録第6号 第1回      令和4年3月29日(火曜)午前10時30分開議   〇出席議員(18名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      谷  村  浩  志  議 員      平  松     亮  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      谷  口  公  洋  議 員      西     良  倫  議 員      増  田     貴  議 員      太  田  健  司  議 員      相  原  佳 代 子  議 員
         谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(2名)      澤  田  扶 美 子  議 員      本  城  隆  志  議 員 〇議会事務局      長  村  和  則  局長      本  田  一  美  次長      與  田  健  司  庶務係長      樋  口  友  彦  議事調査係長      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      北  澤  義  之  教育長      森  島  正  泰  理事                  都市整備部長事務取扱      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      河  合  寿  彦  危機管理監      綱  井  孝  司  総務部長      森  田  清  逸  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      大  石  雅  文  まちづくり活性部長      木  谷  克  己  まちづくり活性部参事      南  郷  孝  之  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      長 谷 川  雅  俊  企画管理部次長                  政策企画課長事務取扱      吉  川  保  也  企画管理部次長                  人事課長事務取扱      上  羽  雅  洋  総務部次長      森     哲  也  市民環境部次長                  市民活動支援課長事務取扱      東  村  嘉 津 子  市民環境部次長      堀  岡  宣  之  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  福祉課長事務取扱      堤     靖  雄  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  子育て支援課長事務取扱      辰  已  幸  司  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  国保医療課長事務取扱      角  田     勤  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      木  村     敬  まちづくり活性部都市政策監      中  村  雅  彦  まちづくり活性部産業政策監                  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      森  本  都 士 男  都市整備部次長      辻  村  一  哉  都市整備部次長                  管理課長事務取扱      竹  内  章  二  上下水道部次長                  経営管理課長事務取扱      藤  林  孝  幸  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      下  岡  大  輔  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第6号) 令和4年3月29日(火曜)午前10時00分開議     (総務常任委員会付託分)  第1 議案第 8号 城陽市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部            改正について     議案第 9号 城陽市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について     議案第10号 城陽市水道事業給水条例の一部改正について     議案第20号 城陽市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改            正について     議案第21号 城陽市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正につい            て     議案第22号 城陽市職員の給与に関する条例の一部改正について     議案第23号 城陽市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について     (福祉常任委員会付託分)  第2 議案第11号 城陽市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関す            る基準を定める条例の一部改正について     議案第12号 城陽市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条            例の一部改正について     議案第13号 城陽市国民健康保険条例の一部改正について     議案第24号 城陽市国民健康保険条例の一部改正について      (建設常任委員会付託分)  第3 議案第14号 城陽市企業立地促進条例の一部改正について     議案第16号 東部丘陵地長池地区土地区画整理事業に伴う町の区域及び名称の            変更について     議案第17号 市道路線の認定について     (文教常任委員会付託分
     第4 議案第15号 城陽市社会教育委員の委嘱の基準等に関する条例の一部改正につ            いて     (予算特別委員会付託分)  第5 議案第 1号 令和4年度(2022年度)城陽市一般会計予算     議案第 2号 令和4年度(2022年度)城陽市国民健康保険事業特別会計予算     議案第 3号 令和4年度(2022年度)城陽市寺田財産区特別会計予算     議案第 4号 令和4年度(2022年度)城陽市介護保険事業特別会計予算     議案第 5号 令和4年度(2022年度)城陽市後期高齢者医療特別会計予算     議案第 6号 令和4年度(2022年度)城陽市水道事業会計予算     議案第 7号 令和4年度(2022年度)城陽市公共下水道事業会計予算  第6 議案第31号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(市            長提出)  第7 議案第32号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(市            長提出)  第8 議案第33号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(市            長提出)  第9 議案第34号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(市            長提出)  第10 議案第25号 令和3年度(2021年度)城陽市一般会計補正予算(第8号)(市            長提出)  第11 議案第26号 令和3年度(2021年度)城陽市国民健康保険事業特別会計補正予            算(第1号)(市長提出)  第12 議案第27号 令和3年度(2021年度)城陽市寺田財産区特別会計補正予算(第            1号)(市長提出)  第13 議案第28号 令和3年度(2021年度)城陽市介護保険事業特別会計補正予算            (第1号)(市長提出)  第14 議案第29号 令和3年度(2021年度)城陽市後期高齢者医療特別会計補正予算            (第1号)(市長提出)  第15 議案第30号 令和3年度(2021年度)城陽市水道事業会計補正予算(第1号)            (市長提出)  第16 意見書案第1号 沖縄戦での戦没者の遺骨などを含む地域の土砂を埋め立てに使             用しないように求める意見書(議員提出)     (福祉常任委員会付託分)  第17 請願第4-1号 加齢性難聴者の補聴器購入に係わる補助制度を求める請願書  第18         常任委員会並びに議会運営委員会の審査及び調査を閉会中も継             続することについて 〇会議に付した事件  議事日程に同じ           ────────────────────── ○谷直樹議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は18名でございます。澤田議員、本城議員は欠席の連絡を受けております。  これより令和4年第1回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第1、議案第8号から議案第10号、及び議案第20号から議案第23号までの7議案を一括議題といたします。  ただいま議題となっております議案第8号から議案第10号までの3議案については去る2月21日の本会議において、議案第20号から議案第23号までの4議案については去る3月10日の本会議において総務常任委員会に付託しておりましたが、それぞれ委員長、副委員長から審査終了の旨の委員会審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、副委員長から報告を求めます。  若山憲子総務常任副委員長。 ○若山憲子総務常任副委員長  〔登壇〕 おはようございます。  今期定例会において、本委員会に付託されました7議案について、2月24日と3月24日に委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  まず議案第8号、城陽市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について報告いたします。  本件は、消防庁長官通知により、消防団員の出動報酬の創設、年額報酬額及び出動報酬額が規定されたことに伴い、所要の改正を行うべく提案されています。  審査に当たり、市は、 o 団員の年額報酬を2万8,000円から3万6,500円とする o 各種出動に対する費用弁償を出動報酬として規定し、出動の態様等に応じた支給額を規定する と説明しました。  質疑において、委員は、団員構成はと問い、市は、275の定員数に対し100%の275名の団員が、6つの分団に適正に配分されている。また、年齢構成も全国平均より低い水準が維持できているとし、現状で活動に支障はないとの認識を示しました。  また他の委員は、将来的な団員確保の取組について問い、市は、学生活動認証制度等の継続、候補となる方への訴えかけのほか、少年消防クラブでの教育にも努めていると答えました。  討論において、一部委員は、今回の見直しが少しでも消防団の維持に寄与するものになればと賛成の意見を述べました。  採決の結果、議案第8号は、全員で可決しました。  次に、議案第9号、城陽市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について報告いたします。  本件は、年金担保貸付事業等の廃止に伴い、年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律が公布されたため、所要の改正を行うべく提案されております。  委員会は、質疑等なく、採決の結果、議案第9号は、全員で可決しました。  次に、議案第10号、城陽市水道事業給水条例の一部改正について報告いたします。  本件は、大口径の給水申込みに対応するため、給水管の呼び径に応じた加入金及び区分に応じた基本料金を規定するため、提案されております。  審査に当たり、市は、改正概要について、 o 新たに呼び径100ミリ、150ミリ、200ミリを追加し、それぞれ加入金額を規定する o 新たに呼び径200ミリの基本料金を規定する と説明しました。  質疑において、委員は、今後、大型開発を踏まえ、さらに大きな口径についての料金を規定する考えはと問いましたが、市は、近隣の状況も踏まえ、今回の呼び径200ミリの規定で中間エリアの開発も含め十分賄えると答えました。  また他の委員は、水道料金は使用量に比例しないのかと料金の算定方法を問い、市は、建設投資等も含めて算定する総括原価方式を採用しているため、使用量に応じた単純な比率にはならないと説明しました。  採決の結果、議案第10号は、全員で可決しました。  続いて、追加提案されました議案第20号から議案第22号までの3議案について、一括して審査を行いましたので、一括して報告いたします。  これら3議案は、いずれも令和3年の人事院勧告に鑑み、国家公務員及び近隣市町の給与改定の動向を考慮し、改定すべく提案されております。  冒頭、市は、3議案の改正概要について、議案第20号及び議案第21号は、 o 令和4年6月支給分から議員及び常勤特別職の職員の期末手当支給率を100分の5引き下げる o 令和4年6月支給分は、本来の支給額から令和3年12月の期末手当支給額の167.5分の10を減額する特例措置を取る  議案第22号は、 o 令和4年6月支給分から期末手当の支給率を、正規職員及びパートタイム会計年度任用職員は100分の7.5、再任用職員は100分の5引き下げる o 令和4年6月支給分は、本来の支給額から令和3年12月の期末手当支給額の正規職員は127.5分の15、再任用職員については72.5分の10をそれぞれ減額する特例措置を取る とし、それぞれの影響額について、議案第20号は約206万円、議案第21号は約84万円、議案第22号は約6,503万円の減額となる見込み と説明しました。  委員会は、質疑等なく、採決の結果、議案第20号から議案第22号までの3議案は、いずれも全員で可決しました。  次に、同じく追加提案の議案第23号について報告いたします。  本件は、人事院規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うべく、提案されています。  審査に当たり、市は、改正内容について、 o 非常勤職員の育児休業、部分休業の取得要件のうち、引き続き在職した期間が1年以上との要件を廃止する o 妊娠・出産等を申し出た職員への個別の周知・意向確認を行う規定を新設する o 研修の実施や相談体制の整備等、勤務環境の整備を行う規定を新設する と説明しました。  質疑において、委員は、育児休業取得促進の取組を問い、市は、個々の職員への制度周知、声かけを強化すると答えました。  このほか、特段の質疑等なく、採決の結果、議案第23号は、全員で可決しました。  以上、本委員会に付託を受けました議案第8号から議案第10号、及び議案第20号から議案第23号までの7議案の審査経過と結果の報告を終わります。
     令和4年3月29日 総務常任副委員長 若山憲子                              (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  討論なしと認めます。  これより議案別に採決いたします。  まず議案第8号を採決いたします。  議案第8号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第8号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号を採決いたします。  議案第9号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第9号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号を採決いたします。  議案第10号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第10号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号を採決いたします。  議案第20号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第20号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号を採決いたします。  議案第21号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第21号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号を採決いたします。  議案第22号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第22号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号を採決いたします。  議案第23号は、ただいまの報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第23号は、原案のとおり可決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第2、議案第11号から議案第13号及び議案第24号の4議案を一括議題といたします。  ただいま議題となっております議案第11号から議案第13号までの3議案については去る2月21日の本会議において、議案第24号については去る3月10日の本会議において福祉常任委員会に付託しておりましたが、委員長から審査終了の旨の委員会審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、委員長から報告を求めます。  西良倫福祉常任委員長。 ○西良倫福祉常任委員長  〔登壇〕 福祉常任委員会委員長報告をさせていただきます。  今期定例会において、本委員会に付託されました4議案について、2月28日と3月14日に委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  初めに、議案第11号及び議案第12号の2議案について、一括して審査を行いましたので、一括して報告いたします。  これら2議案は、いずれも事業者等が行う書面の記録、作成等が電磁的記録でも行うことができるよう、提案されております。  冒頭、市は、2議案の改正概要について、議案第11号は内閣府において、議案第12号は厚生労働省において、それぞれ定める基準の一部が改正されたことによるもので、いずれも施行日は令和4年4月1日からとすると説明しました。  質疑において、委員は、全庁的な電子化の動きを問いましたが、市は、DXのプロジェクトを進めている。2年間をかけて、全ての業務の点検と全体の計画を作っていきたいと答えました。  また、他の委員は、電磁記録の範囲を問いましたが、市は、これまでは紙ベースで保管していたが、CD-ROM等に記録することも可能となったものと答えました。  さらに、他の委員からの、利用者にとってのメリットはとの問いに対し、市は、利用者の同意を得れば、重要事項の説明や運営規程等、文書で得ていたものがメールでの送付やホームページ上での閲覧に代えることができると答えました。  このほか、 o 書類の保存方法に工夫を o セキュリティ対策を万全に との意見がありました。  採決の結果、議案第11号及び議案第12号は、全員で可決しました。  次に、議案第13号について報告します。  本案は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、未就学児の被保険者均等割額に10分の5を乗じた額を減額するべく、提案されております。  質疑において、委員の、対象者数と軽減額はとの問いに、市は、令和4年度の見込み者数は283人で、1人当たり1万3,780円の軽減になり、総額では約390万円になると答えました。  また、他の委員の、未就学児に限定する理由はとの問いに対し、市は、国民健康保険は世帯の人数に応じた応分の負担をする必要があるが、未就学児の医療自己負担割合が2割に軽減されていることを考慮していると答えました。  このほか、 o 未就学児への軽減は一歩前進。19歳以下にまで範囲拡大を と要望しました。  採決の結果、議案第13号は,全員で可決しました。  続いて、追加提案されました議案第24号について報告いたします。  本案は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険料賦課限度額について、基礎賦課限度額を現行の63万円から65万円に、後期高齢者支援金等賦課限度額を現行の19万円から20万円に引き上げるべく、提案されております。  質疑において、委員は、影響を受ける世帯と所得層はと問いましたが、市は、129世帯で約290万円の負担増。また2人世帯で、上限額に当たる給与収入額は年額1,070万となると答えました。  また、他の委員からの、収入条件等が全て同じとした場合、改正前後での国民健康保険の総収入額はとの問いに対し、市は、高所得層の負担が多くなる分、中間所得層の負担が少なくなるため変わらないと答えました。  討論において、反対の立場の委員は、高所得者であっても保険料の引上げは反対と述べる一方で、他の委員は、子育て世帯など中間層の負担を軽減が目的と改正の趣旨に賛成の意見を述べました。  採決の結果、議案第24号は、賛成多数で可決しました。  以上、本委員会に付託を受けました4議案の審査経過と結果の報告を終わります。  令和4年3月29日 福祉常任委員長 西良倫                              (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  若山憲子議員。 ○若山憲子議員  議案第24号に反対の立場で討論をいたします。  条例改正の内容は、先ほど委員長の説明にあったように、国の法改正により国民健康保険料最高限度額を99万円から102万円に引き上げるものです。提案の理由は、中間層の保険料引下げのためとしています。  令和3年度の保険料の試算で医療分では1世帯270円、後期高齢者支援分で1世帯220円、合計490円の引下げです。その財源として国民健康保険加入者医療分限度額を63万から65万円に、後期高齢者支援分を19万から20万円に引き上げます。介護支援分の17万円は据え置き、国民健康保険料最高限度額は102万円になります。これは国の国民健康保険会計の仕組みが限度額の引上げで課税されている国民健康保険加入者中間所得層とされている方の保険料の引下げをするためです。国保加入者のうち、影響を受ける高額所得世帯は医療分で83世帯、後期高齢者支援分を含む全体では129世帯が引上げの対象です。  委員会の賛成討論では、国の改正には賛成すべきとの意見や、中間所得層の保険料の引下げに反対するのはおかしいとの意見もありました。国民健康保険の令和3年の保険料は、40代夫婦で子供2人、夫の収入のみとした場合、所得200万円で34万2,000円の保険料です。所得300万円では保険料は53万4,000円です。所得600万円では91万8,000円です。毎年上がる保険料の負担は生活に重くのしかかっています。城陽市の場合、国民健康保険料は6月にならないと公表されませんが、京都府の広域連合が公表している城陽市の令和4年度の国民健康保険の納付金額の1人当たりの額は12万5,537円で、令和3年度と比べると1人当たり1万1,385円の引上げ額です。今でも高い保険料が令和4年にはさらに引き上げられます。保険料引下げのためには国が国民健康保険の均等割、平等割をなくす財政的支援と実施をする仕組みをつくるべきです。実施をされると、国民健康保険料は今の2分の1の保険料で、協会健保や社会保険料並みになります。中間所得層の保険料の負担軽減というのであれば、国保加入者の間での保険料の取合いではなく、国が財源保障すべきです。今回の賦課限度額102万円への引上げは、国民健康保険加入者の間で所得による保険料のさらなる負担を強いる限度額の引上げには反対です。  国民健康保険の構造的課題を解決するのには、国の財政支援と国民健康保険会計の仕組みの抜本的な改正がない限り、国民健康保険の保険料の値上げは続き、解決しません。全国市長会などが要求をしている国民健康保険の構造的課題の解決にもなりません。今回、賦課限度額の影響を受ける方の多くは個人事業者の方です。法人事業者ではありませんが、消費税の課税事業者の方です。今でもコロナ禍の影響で事業が大変な中、これ以上の保険料の負担を求めるべきではありません。  以上の理由で、国民健康保険賦課限度額の引上げには反対をいたします。  以上です。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  上原議員。 ○上原敏議員  失礼いたします。賛成の立場で討論させていただきます。  さきの討論の中で、委員会での賛成討論が国の方針だから従えというような賛成討論であったというように聞こえる内容もございましたので、補足、訂正を含めて討論させていただきます。  国の方針に従えということでは決してなく、国の方針がしっかりと示された中、その国を構成する自治体の1つとして、市民に対して福祉サービスを、福祉行政を切れ目なく責任を持って実行していくに関しましては、この提案をするしかないということで、当局側は提案されているというふうに考えます。責任を持って福祉サービス、福祉行政、市民サービスに努めるという姿勢であります。これは日頃のほかの案件に対する賛成・反対を超えて、全議員をもって賛成して、しっかりと市民サービス、福祉サービスをお願いしますというメッセージを行政側に発信するのが議会の役目というふうに心得ます。  国の方針に関しまして反対の部分があり、国に対して意見を言っていく、それはそれとしてされればいいと思いますけれども、それをもってこの案件に反対する理由には全くならないというふうに考えます。  繰り返しますけれども、この市民サービス、福祉サービスを責任を持って切れ目なく実行していくという当局側からの提案に関しましては、全議員をもって賛成して、市民のことをよろしくお願いしますというメッセージを発信する、それが議会の務めだというふうに心得ますので、ぜひ全員の賛成をもって後押しをするということを全議員の皆さんに強くお願いを申し述べまして、賛成討論とさせていただきます。  以上です。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  谷口議員。 ○谷口公洋議員  反対の立場で意見を申し上げます。  この国民健康保険料の一部改正の本質は、保険料を上げるために中間層をほんのわずか保険料の負担を引き下げるというのが本質であります。そして、これが繰り返され、繰り返され、今や高齢者が急増し、非正規労働者が圧倒的に多くなり、加えてコロナ禍が市民を苦しめている中で、このような災いの繰り返しはもう既に破綻を来していると思います。ここで抜本的な改革が必要であります。  本来、国が2分の1を負担していたものを、国がその負担分をどんどんどんどん切り下げて、そして高齢者や非正規労働者に対して負担を強制しているわけであります。だからこそ、住民と最も近い位置にいる全国の市長会の会合でそのような要請が、もっと国は負担しろ、住民一人一人の保険料を下げろという要請をしているわけであります。悪いことを繰り返してこれがずっと続いていくようなことは、もうこれ以上やってはならないと思います。そういう意味でも、ここでこのような連鎖を断ち切って、本当に市民が安心して医療を受けられるように、後期高齢者の方、あるいは様々な経済的に貧困な方々が安心して医療を受けられるためには、このような法律の改正はやめて、あえてそのような人々の国民健康保険料の負担を全て下げるような施策が求められます。  以上が反対の理由であります。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり)
    谷直樹議長  これをもって討論を終わります。  これより議案別に採決いたします。  まず議案第11号を採決いたします。  議案第11号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第11号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号を採決いたします。  議案第12号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第12号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号を採決いたします。  議案第13号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第13号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号を採決いたします。  議案第24号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手多数。よって議案第24号は、原案のとおり可決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第3、議案第14号並びに議案第16号及び議案第17号の3議案を一括議題といたします。  ただいま議題となっております議案第14号並びに議案第16号及び議案第17号の3議案については、去る2月21日の本会議において建設常任委員会に付託しておりましたが、委員長から審査終了の旨の委員会審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、委員長から報告を求めます。  平松亮建設常任委員長。 ○平松亮建設常任委員長  〔登壇〕 今期定例会において本委員会に付託を受けました議案第14号、議案第16号、議案第17号の3議案について、3月1日に委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  委員会は、冒頭、議案第17号に係る市道路線の認定箇所の現地を視察し、状況把握に努めたところであります。  まず、議案第14号、城陽市企業立地促進条例の一部改正について報告いたします。  本案は、京都府の関係条例の一部改正に合わせ、市の条例の失効期日を5か年延伸するべく、提案されております。  質疑において、委員は、府の条例が5年間の時限立法である理由を問いましたが、市は、企業立地をどのように進めていくかを考慮するため、5年間の時限立法とし、延伸が繰り返されている。市は、府の条例と連携・補完する形としており、これに倣っていると答えました。  また他の委員は、東部丘陵地先行整備地区への立地企業も対象になるのかと問いましたが、市は、府の制度と業種を合わせており、製造業、情報関連産業、自然科学研究所が対象業種と答えました。  採決の結果、議案第14号は、全員で可決しました。  次に、議案第16号、東部丘陵地長池地区土地区画整理事業に伴う町の区域及び名称の変更について報告いたします。  本案は、土地区画整理事業の施行に伴い、新しい土地の形状に合わせた町の区域及び名称に変更するべく、提案されております。  審査の冒頭、市は、三菱地所株式会社が施行している土地区画整理事業の区域内において、複数の町名が混在している。土地区画整理事業では、区画を整理し、換地処分する際に新たな地番を振り直すこととなるが、1つの街区に字がまたがることはないため、事業者から換地処分に合わせて、大字は令涼、小字はつむぎとする提案を受け、議案の提出に至ったと説明しました。  質疑において、委員は、スマートインターチェンジの名称に令涼やつむぎを使用できないかと問いましたが、市は、府内初となるだけでなく、山城全体の1つの玄関口にもなり得るスマートインターチェンジ。意見を参考に幅広い視点で高速道路事業者と調整したいと答えました。  また、他の委員は、これまでの経過を問いましたが、市は、当該地は城陽が新たな形に変わっていく象徴的な場所。事業者においても、本市の特色などを十分に参酌されていることから、今回の提案に至ったと答えました。  また、複数の委員から、今後、中間エリアにも令涼の地名を使うのかとの問いがありましたが、市は、中間エリアの整備手法はまだ検討段階であり、今後、このエリアのまちづくりを進めていく中で、名称については検討していきたいとの見解を示しました。  このほか、委員から、 o 地元には町名に愛着を持っている方もいるので、丁寧な説明を との要望がありました。  討論において、一部委員は、賛成の立場から、城陽市内における新たな字の名称で、将来にわたって残っていく非常に重要な名称。今後、中間エリアを整備する際には、城陽の将来に残る名前を議会に提案いただきたいと述べました。  採決の結果、議案第16号は、全員で可決しました。  次に、議案第17号、市道路線の認定について報告いたします。  本案は、都市計画法に基づく開発行為により設置された道路を、市道3203号線として認定を行うものであります。  質疑において、委員は、もともとあった水路の整備はと問いましたが、市は、市道306号線の下を抜いて、清水川に流す水路を設けている。また、転回広場にますを設け、道路の雨水は清水川に流す管へ接続するように復旧されていると答えました。  採決の結果、議案第17号は、全員で認定しました。  以上、本委員会に付託を受けました3議案の審査経過と結果の報告を終わります。  令和4年3月29日 建設常任委員長 平松亮                              (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  谷口議員。 ○谷口公洋議員  私は議案第16号、東部丘陵地長池地区土地区画整理事業に伴う町の区域及び名称の変更について、反対の立場で論じます。  当初この議案が出てまいりましたときに、町の名称が令涼つむぎという町名が出てまいりました。何だこれはということを思ったのが率直なところであります。我が城陽市は、歴史・文化ともに本当に豊かな地域であり、そのことを市民は誇りに思っているはずであります。あの地も長池観音堂、あるいはその他狼谷、様々な名称のある地域でありますけれども、そのことゆえに長池の地域ではまちづくり、五里五里の里ということで、この歴史的な重要性を鑑みて、まちづくりのために貢献しておられるグループもあるわけであります。ところが、令涼つむぎというのはそのようなことをほとんど勘案していないというふうに私には思えました。  しかし、残念なことに、この地名に関するルールには致命的な欠陥があります。地名に関わる法律としては地方自治法や住居表示に関する法律がありますけれども、例えば都市計画法では都市計画の案について公聴会、公告縦覧、審議会という過程を踏んで、これを義務づけているのに対して、この地名に関わる法律にはそのような規定がないわけであります。ですから、この地名の案は法律に基づいたものであろうと思います。しかし、公共事業は法にかなうだけでは足りません。理にかない、情にかなうということが公共という名前のつく事業にとっては必要であります。地名の命名または改変を行政として行う場合、その主体は原則として市町村となりますけれども、住民の意思は当然、尊重されるべきであります。  あの地域は旦椋神社もありますけれども、その神社に由来した名称もついていると委員会の中ではあの地に住む議員から発言がありました。神様に由来するような名前がついているのだというようなことをおっしゃったように記憶しています。日本の地名は、日本社会の歴史的、言語的文脈の中で生まれ育ってきたという点で、明らかに日本文化を共有する国民全体の共有物であるとの認識が必要である。これは日本学術会議の地域研究委員会で報告がされています。確かに歴史的な、あるいは文化的な、そのような流れの中から出てきた地名であります。地名の決定権はあくまでも地方公共団体に与えられるものではあるけれども、地方議会の議決を総務省が官報に告示する前に、決定案の作成に関して支援や助言を行い、時には議会決定とは異なる住民等の申立てに対応し、必要に応じて調査・調整する機会が求められると日本学術会議は方針といいますか、献策を述べているわけであります。  そう考えますと、この間の地名をめぐるプロセスは非常に一方的であります。大企業の三菱地所がたとえ法律にのっとっているとはいえ、そして、そこの当該の人たちは賛成であっても、一方的に命名をして、それに対して役所が後押しをしたというような形になっています。私は、役所としてもこの城陽の歴史・文化を尊重して、大企業である三菱地所に対してそのような一方的なやり方はそぐわないよ、理に合わないよということをアドバイスすべきであったと思います。しかし、そのような形跡がない。さらに情にかなわないということもあります。あの地域で大規模な商売をするわけであります。地域住民に対して丁寧な説明をして、そして、アンケートを取るなり、意見を求めて、その地にふさわしい、住民が喜ぶような、そのような地名にすべきであったと思います。そのようなやり取りが欠けている。このようなやり方は民主的ではないし、先ほど言いましたように、文化的・歴史的な地名の命名ということに対して反するということになっていきます。  私は、この令涼つむぎという名称があまりにも唐突であり、この間、この後三菱地所があの地で住民と友好的に、末永く商売をするについては、本当にそのプロセスが不足であったと思う。もう一回やり直して、住民が、城陽市民が全て賛成するような、多くが賛成するような、そのような名称にすべきであろうと思います。  そのプロセス、そこらの欠陥といいますか、不足を理由にして、私はこの議案には反対をいたします。  以上です。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  土居議員。 ○土居一豊議員  議案第16号に討論いたします。  議案第16号は、区画整理事業に基づいて、それの法律に基づいてつけられた名前であって、この16号の議案については、法にのっとった処理がされている、そのように思います。あの地域そのものに令涼つむぎの名前がつくことについて私は反対するものではありません。しかし、委員会において、中間エリアにその令涼の名前をつける可能性があるのかということについて、委員長報告にもありましたが、100%の否定はありませんでした。ということは、中間エリアに令涼がつく可能性が残っている。  私は、その可能性がある以上、委員会では賛成いたしましたが、この議案そのものに反対するものではありませんが、中間エリアに関する疑念が私の中では拭い去れません。よって16号については、退席をいたします。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって討論を終わります。  これより議案別に採決いたします。  まず議案第14号を採決いたします。  議案第14号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第14号は、原案のとおり可決されました。         (土居一豊議員退場) ○谷直樹議長  次に、議案第16号を採決いたします。  議案第16号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手多数。よって議案第16号は、原案のとおり可決されました。         (土居一豊議員入場) ○谷直樹議長  次に、議案第17号を採決いたします。  議案第17号は、委員長の報告どおり認定することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第17号は、認定することに決しました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第4、議案第15号、城陽市社会教育委員の委嘱の基準等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  ただいま議題となっております議案第15号については、去る2月21日の本会議において文教常任委員会に付託しておりましたが、委員長から審査終了の旨の委員会審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、委員長から報告を求めます。  一瀬裕子文教常任委員長。 ○一瀬裕子文教常任委員長  〔登壇〕 失礼いたします。  2月21日の本会議において本委員会に付託されました議案第15号、城陽市社会教育委員の委嘱の基準等に関する条例の一部改正について、3月2日に委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  本件は、他の附属機関の委員定数の表記方法と整合性を図るため、社会教育委員の委員定数を現行15名から、15人以内に改正するべく、提案されています。  質疑において、委員は、社会教育委員の構成はと問い、市は、各種関係団体、知識経験者のほか、一般公募も含めた構成としていると答えました。  また、他の委員は、以内とする影響を懸念したのに対し、市は、委員構成が変わるものではない。今後も委員から意見を頂きながら、社会教育を進めていきたいと答えました。  このほか、委員から、 o その他の規程についても、名から人へ適宜表記の統一を と要望しました。  採決の結果、議案第15号は、全員で可決しました。  以上、本委員会に付託を受けました議案第15号についての審査経過と結果の報告を終わります。  令和4年3月29日 文教常任委員長 一瀬裕子
                                 (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  討論なしと認めます。  これより議案第15号を採決いたします。  議案第15号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第15号は、原案のとおり可決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第5、議案第1号から議案第7号までの7議案を一括議題といたします。  ただいま議題となっております議案第1号から議案第7号までの7議案については、去る2月21日の本会議において予算特別委員会を設置し、これに付託しておりましたが、委員長から審査終了の旨の委員会審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、委員長から報告を求めます。  土居一豊予算特別委員長。 ○土居一豊予算特別委員長  〔登壇〕 去る2月21日の本会議におきまして、本委員会に付託を受けました議案第1号から議案第7号までの令和4年度予算関係7議案について、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  本委員会は、付託当日に正副委員長を互選し、3月11日から延べ7日間にわたって審査を行いました。  委員会は、審査の冒頭、アウトレット調整池と排水口、(仮称)城陽スマートインターチェンジ周辺地2箇所を視察しました。  その後、8つの区分に分けて質疑を行い、総括質疑でさらに審査を深めたところでございます。  その過程では、各委員から様々な質疑、要望が出されましたが、詳細は後刻、委員会記録によりご承知いただきますようお願い申し上げ、採決に先立った討論の概要を報告いたします。  初めに、反対討論の概要を報告いたします。  一般会計については、 o 多額の地方債を重ねる一方、大型開発事業の予算が突出している o 東部丘陵地開発において、保安林解除やモニタリング井戸の閉鎖などが行われ、市民の不安が高まっている o 一部の特別教室に空調整備予算が計上されたが、子供たちに我慢させるのではなく、空調の整備にこそ予算を投入すべき o 山城人権ネットワーク、部落解放人権政策確立要求城陽市実行委員会への支出は反対で脱退すべき o 南城陽中学校付近の生活・通学道路対策について、委員会では確たる対策の回答がなかった  国民健康保険事業特別会計について、 o 国民健康保険料の引上げは反対、基金を活用して保険料を引き下げるべき  水道事業会計については、 o 府営水の過大な契約水量を見直し、水道料金の引下げをすべき。また安易な広域化には反対  以上が反対討論の概要であります。  一方、7会計に賛成の立場から、 o 長池地区ではアウトレットの建設工事が進み、青谷地区では巨大物流センターの図面が示された。これらの大型公共事業は、未来のまちづくりのための財源を確保するために進めるべきもの   その一方で、小・中学校特別教室の空調整備やトイレの洋式化など、きめ細かな施策も盛り込まれた予算案と高く評価する o 厳しい財政状況の中、JR奈良線の複線化や山城青谷駅の周辺整備などの大型事業の予算化が図られている。また、新型コロナ対策、自治体DXの推進、産婦の健康診査などの施策もバランスよく盛り込まれた予算案となっている   新型コロナウイルス感染症対策第一という考えの中で、一層の行財政改革の推進に期待する  以上が賛成討論の概要でございます。  採決の結果、一般会計、国民健康保険事業特別会計、水道事業会計、下水道事業会計の4会計は、賛成多数で可決し、その他3会計は、全員一致で可決されました。  以上が、本委員会における審査経過と結果の概要であります。  審査の中で出された指摘・要望は、速やかにご検討いただき、市民生活の安定と福祉向上のため、一層努力されますよう切望し、予算特別委員会の報告といたします。  令和4年3月29日 予算特別委員長 土居一豊                              (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  語堂議員。 ○語堂辰文議員  2022年度予算について、議案第1号、第2号、第6号に反対の立場で討論いたします。  新型コロナウイルス禍は3年目を迎え、一向に収束が見えない状況にあります。これまで新自由主義の掛け声の下で、全国の感染症病床は1万5,042床から1,814床へと約8分の1に削減され、保健所数は30年間で850か所から460か所に半減しております。京都府においても保健所数は23か所から8か所へと3分の1にされてきたことが今回の蔓延の一因とも言われております。国や府の指示待ちではなく、市民の命と健康を守るためにも、本市独自での組織的なPCR検査やワクチン接種の促進が必要であります。  コロナ不況の下で、本市の22年度予算は、一般会計の127.8%、423億円もの地方債を抱える一方で、東部丘陵地開発などの大型開発事業が突出する予算となっています。また当初、65億円としていました東部丘陵地開発予算は、アウトレットの外周道路の建設や東部丘陵線建設に伴う約5億円の上乗せで、70億円を超えようといたしております。また、土砂流出防備保安林の解除やその開発に伴う雨水の流出による下流の河川の溢水、山砂利採取地内のモニタリング井戸の閉鎖などによりまして、住民の不安は高まっているところであります。防災対策や地下水の監視体制の強化が必要となっています。  未来を担う子供たちの教育は最優先の課題であります。中学校の水泳授業を民間のスイミングスクールで実施するとしていますが、その予算でプールの改修ができます。自校のプールでの授業を保障すべきであります。また今回、一部の特別教室への空調整備予算が計上されていますが、近隣の市町では全ての特別教室に完備がされております。児童・生徒に我慢をさせるのではなく、全ての特別教室に早急な空調の整備こそ予算を投入すべきであります。  山城人権ネットワーク推進協議会、また部落解放人権政策確立要求城陽市実行委員会への予算については、運動団体への財政出動であり、認められません。人権問題については、一般行政の中で民主的に進められるものであり、城陽市はこれらの団体から脱退すべきであります。  国民健康保険料の限度額の引上げは、コロナ禍の中で市民の暮らしが厳しいときでもあり、見直す必要があります。国民健康保険の基金を活用して、保険料を引き下げるべきであります。  そして、水道事業については、ライフラインとして市民の生活や営業に直結をいたしております。府営水の受水量は契約水量の4分の1であり、過大な契約水量を見直せば、水道料金の引下げは可能であります。また、23年8月から水道料金の減免を廃止するとしておりますが、水道料金の減免制度は維持すべきであります。本市の豊富でおいしい地下水を活用して市民の水需要に応えていくためにも、安易な広域化には反対です。  以上、3議案に反対し、その他の議案には賛成し、討論といたします。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  谷口議員。 ○谷口公洋議員  今、語堂議員が3議案について述べられましたが、私は第1号議案に対する反対意見を述べて、討論に参加をいたします。  予算委員会の総括質疑において、市長は、現在の城陽市の一番の課題は新名神建設を機に町を発展させることだと答えられました。それに対して、私は、現在の課題はコロナ問題であり、何よりも市民の命と生活を守る問題であると、こう答えました。この考え方の違いこそ、来年度予算に対する私の反対の根拠があります。  特に現在、コロナによる死者数が人口比に対して、京都府は全国でも1番であるとされる現状では、市民の命を守り、安心できる生活を保障することこそが市長の責務であり、喫緊の課題であります。  多くの問題がありますけれども、4点に絞って具体的に問題点を申し上げます。  まず第1には教育問題があります。  日本の未来を担う子供たちの健康や学力、また豊かな人間関係を築く上で、学校教育は極めて重要であり、コロナ禍で改めて学校教育の存在意義が明らかになったように思います。文科省が、コロナ禍で35人学級の実現を言い出したのは当然のことであります。しかし、城陽市では、中学校で1学級40人近い生徒のクラスもあります。40人学級ではコロナ感染は防げません。計算上ソーシャルディスタンスは40人学級で60センチメートルになり、20人学級でやっと2メートルを確保できます。物理的に感染症の危険は防げない状況で、幾ら教職員が神経をとがらせても、活発な子供たちの前では解決は不可能であります。疲弊する教職員がコロナ感染する危険は、今後も増大するでありましょう。  コロナ禍を通じて、少人数学級が密を防ぎ、感染症にも災害にも強いこと、またいじめや不登校が減少し、教員が一人一人にきめ細かな指導ができることなど、これまで以上に少人数学級実現への要望が強まっています。既に少人数学級を実施し始めた自治体も急増しています。他県に先駆けて19年前から少人数学級を導入した秋田県は、全国学力・学習状況、これについては様々な意見はありますけれども、この調査で4年連続上位を続けているわけであります。教職員が一人一人の児童・生徒を大切にできる条件整備こそ、子供たちを豊かに成長させる事実をデータが明確に示しています。2020年度の秋田県の1学級当たりの平均児童・生徒数は、小学校23.6人、中学校26.7人。東京都でも公立では小学校29.3人、中学校31.4人と、地方自治体が独自の努力を重ねているわけであります。  我が城陽市でも、教育予算を増やして、せめて35人学級を実現すべきであります。しかし、そのための予算項目は見当たりません。新名神完成の遅れを機に、開発一辺倒の予算を見直して、子供たちの輝く未来を保障すべきであります。  第2には地下水汚染問題があります。  今回、まちづくり活性部東部丘陵整備課の資料、全てのモニタリング井戸の検査の結果で、地下水中にヒ素やホウ素、フッ素が一部の検査井戸から検出されたという事実が明確になりました。今回は水銀のデータまでは求めませんでしたが、2003年以降、公社が採取地内の地下水を調査し、2事業所で水銀、ヒ素及びホウ素、フッ素が数年にわたり地下水環境基準を超えている事実があります。また、採取地周辺には、人口7万4,000人の城陽市水道の80%近くを供給する浄水場などもあり、極めて危険であります。産業廃棄物が多数埋められているのは京都府も認めた事実ですから、住民の命と生活の危険が科学的データにより明確であれば、土壌や地下水の調査と汚染を防ぐための対策を急がなくてはなりません。あろうことか環境基準を超える危険物質の出たモニタリング井戸を廃止してデータを隠し、何もないかのように開発を進めて、市長は一体城陽市をどこに導こうとしているのか、NEW城陽とは、地下水汚染は何も問わないまま、地下水汚染の上にできる都市を言うのでしょうか。  この問題でも無謀な開発を一時停止して、予算を組み直すべきであります。私たちの年代の者は、ヒ素による森永ヒ素ミルク中毒事件や水銀による水俣病、第二水俣病等の悲劇を知っています。たとえ自然由来だろうが、危険レベルでなかろうが、何年にもわたって環境基準値を超えた危険物質が検出されている以上、しっかりと予算を組み、データを市民に明示して、市民の命と安全を保障すべきであります。  なお、アウトレット建設に着手している三菱地所は、改正土壌対策汚染法により地盤調査や土壌調査を実施したはずであります。既にNEXCO西日本は情報を開示しているのですから、市長の責任において、三菱地所に情報公開を求めなくてはなりません。それを市民の前に明らかにして、今後の開発の進め方を考えていくべきであります。  第3にはアウトレット問題があります。  1点は、アウトレットの調整池問題であります。調整池は、50年に1度の最大降雨量1時間当たり76ミリの計算で造られつつあります。しかし、これは平成24年、25年、西暦2012年、2013年の時点での数値であり、近年の豪雨災害、一昨年夏、鹿児島では1時間当たり110ミリを記録、その他各所で100ミリを超える、あるいは100ミリ近い豪雨による被害が出ています。この増大は反映されておりません。  加えて、東部丘陵地は砂利の山の軟弱地盤であり、流れる河川は危険な天井川であります。素人考えでも、調整池は小さなダムと同じであり、大雨であふれた場合は逆に危険であります。調整池の通常時のオリフィスの役割も、下流の今池川などの狭小な断面面積を基準にして、わずか30センチ弱の水の出口で日々調整するだけであります。流れの緩い古川を考えても、洪水の危険を第一に考えて開発は再考すべきであります。  加えて、かつての巨椋池のような、あのような池といいますか、そのようなものも近隣諸市で考えるべきでありましょう。海を見るなら、あるいは川を見るなら山を見ろと言われます。また、この地に長年住む人々の、年貢が上がっても山はいじるなという言葉をかみしめるべきであります。  今後も保安林を削り取り、山をいじって、多<の巨大物流施設が建設され、洪水の危険は増す一方であります。開発に投じる予算を防災や市民の暮らしに回し、市民の命を守るべきであります。  もう1点、アウトレットでは駐車台数は4,000台を見込んでいます。今後の物流センター事業の拡大も考えると、全市的に相当な交通渋滞が確実に予想されます。  私が特に危惧するのは、南城陽中学付近の生活・通学道路であります。国道だろうが、府道だろうが、城陽市の児童・生徒の安全を考えれば、当然に対策を考えているはずであります。しかし、予算の中には対策の項目はありませんでした。予算化を早急に求めるものであります。また、特に渋滞がひどくなるであろう土曜・日曜の高齢者の生活道路の保障や交通安全対策も同様であります。  最後に、城陽市の予算の歳出割合の問題点について述べます。  この間、歳出面で民生費や教育費の割合が近隣諸市に比べて著しく低額な予算額が続いています。例えば全予算と民生費と教育費を足した金額の割合を調べると、昨年度、宇治市が全予算額の民生費と教育費が53%、木津川市が54%、八幡市が55%と、半分以上を民生費と教育費に充てています。ところが、我が城陽市は44%しかありません。予算金額を見ると、城陽市の一般予算総額は320億円なのに対し、木津川市はやや少ない311億円であります。しかし、教育費は、木津川市は約44億円を充てているのに対して、我が城陽市は26億円で、木津川市より18億円も少ないのであります。これは昨年のデータであります。  一方で、土木費を比べると、宇治市が8.7%、木津川市が8.6%、八幡市は5.5%なのに対して、城陽市は17%もあります。民生費と教育費の分が土木費につぎ込まれているのです。新名神を機に城陽市を発展させるとはこのようなことを言うのでしょうか。  この予算で喫緊の課題であるコロナ対策に取り組み、奥田市長の語る、誰もが輝き、希望あふれるNEW城陽になっていくのでしょうか。  先日の予算委員会でこれらの問題をるる述べたときに、奥田市長は、私たちはあなたより、あなたというのはこの私、谷口のことでありますが、城陽市民のことを考えていますと、私に向かって答えられました。  ぜひ予算を見直して組み直し、大企業優先を改め、コロナ対策や防災を充実させて、城陽市民の命と暮らしを守る予算にしていただきたい。そのことを心からお願いするものであります。  以上が、城陽市2022年度予算案への反対理由であります。  以上、反対討論を終わります。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  増田議員。 ○増田貴議員  私のほうから、議案第1号、令和4年度城陽市一般会計予算から議案第7号、城陽市公共下水道事業会計予算の7議案につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。  城陽・大津間の新名神高速道路の開通が1年遅れとなりましたが、長池地区では(仮称)プレミアム・アウトレットの建設工事が進み、青谷方面では巨大な物流センターとスマートインターチェンジの図面が示されました。委員会の中でも視察に行きまして、これからの明日の城陽市というのが本当に見ることができました。大変心強く思っております。  まず、なぜ公共事業をしなければいけないか。このチャンスに、やはり公共事業をすることによって財源を確保しなければいけない。福祉先進都市を目指している城陽市におきまして、福祉は何よりも大切でございます。しかし、そのためには財源が必要なわけでございます。それは全ての皆さんがご存じだと思います。その財源が必要なために、本当に稀な、すなわち近隣市町村があっと驚く、城陽市は本当にすばらしく前進しつつある。このような時こそ、有効にこれを活用することによって新しい城陽市の発展に寄与する、これが当然のことであると、私はそのように思います。  そして、今回の予算の中で、大変厳しい中ではありますけれども、小・中学校の特別教室の空調設備やトイレの洋式化、それから地元の商工業者に対しましての新型感染ウイルス、これによって大変疲弊しております市民の皆様、中小企業の皆様、農業の関係者、こういった方々に対する細かい政策も実現しております。様々な市民の皆様にとって本当に希望を持てる政策、こういったものの実現、これを大変評価しているわけでございます。  城陽市は、大きく変わろうとしております。しかし、住民の人口が、市民の人口が減りつつある城陽市の中で、やはり財源を確保するのは、先ほど申しましたように今の千載一遇のチャンスの中で、何としても実現しなければいけないのは当然であります。  7日間に及ぶ予算特別委員会の各委員から出されました意見、こういった意見を十二分に検討していただきまして、市政運営に生かしていただきたい、このように願うばかりでございます。  令和4年度の各会計予算に対しまして、賛成討論とさせていただきます。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  議案第1号、令和4年度城陽市一般会計予算から議案第7号、令和4年度城陽市公共下水道事業会計予算までの7議案について、賛成の立場から討論いたします。  新型コロナウイルス感染拡大が現在も予断を許さない状況であり、また市の財政状況も依然として厳しい中、予算の編成において非常に苦慮されたものと拝察いたします。  ただ、こうした厳しい状況にあっても、JR奈良線の複線化、山城青谷駅の周辺整備、東部丘陵線整備、近鉄寺田駅周辺のまちづくり、小・中学校特別教室への空調整備などの大型事業の予算化が図られております。また、新型コロナウイルス対策として障がい者福祉施設や高齢者施設への感染拡大防止助成、市内経済の活性化に資するプレミアム付商品券の発行に係る費用が計上されているほか、その他の施策では、自治体DXの推進、産婦の健康診査、GIGAスクール構想の推進など、きめ細やかな施策もバランスよく盛り込まれ、工夫された予算案であると感じております。
     今後とも新型コロナウイルス感染症対策を第一という考えの中で、新名神高速道路の開通を踏まえ、継続して取り組んでいる大規模な事業を実現させるため、一層の行財政改革の推進に期待し、また本委員会において寄せられた各委員からの意見等も市政運営に取り入れていただきますようお願いいたしまして、令和4年度の各会計予算に対します賛成討論とさせていただきます。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  太田議員。 ○太田健司議員  予算案、議案第1号、一般会計から議案第7号、公共下水道事業会計までの全7議案について、賛成の立場から討論させていただきます。  予算委員会から本日に至るまで、各委員より賛否両論、多くの議論が交わされました。時には白熱した議論の応酬があり、時には合意形成の熱心な確認がありました。これは我々議員も、行政の皆さんも、市民のこと、市の将来を懸命に考えているからこそのことだと思います。誰にとっても100%満足できる、納得できるなどという予算案はございません。議員や市民の皆さんにとってもそうであり、市長はじめ理事者の皆さん、幹部職員の皆さんも限られた予算の中で同じく歯がゆい思いや苦心をして組み立てられた予算案と推察いたします。  また、議事録を読み返すたびに実感することは、間もなく市制50年を迎えようとする本市では、町制以来、またそれ以前から、地域の先人や先輩諸兄が議論し、脈々と営んでこられた、積み上げられた結果が今の本市の姿であり、今の予算案であると再確認いたしました。国をはじめ自治体予算は単年度主義を取ってはいますが、議会の先輩の皆様、20年、30年と行政キャリアを積んでこられた皆様が、まさに今日まで議論し、積み上げてこられたものだと思います。  このように予算案が過去から現在、そして未来へとつながっていく中で、本市を取り巻く状況を鑑み、教育施策、福祉施策を継続し、充実するための将来にわたる税収確保をするための今は投資の時期と捉え、これまでの市政運営を踏まえて積み上げられた本予算案につきまして、進めていくべきとくくりまして、私の賛成討論といたします。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって討論を終わります。  これより議案別に採決いたします。  まず議案第1号を採決いたします。  議案第1号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手多数。よって議案第1号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号を採決いたします。  議案第2号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手多数。よって議案第2号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号を採決いたします。  議案第3号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第3号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号を採決いたします。  議案第4号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第4号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号を採決いたします。  議案第5号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号を採決いたします。  議案第6号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手多数。よって議案第6号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号を採決いたします。  議案第7号は、委員長の報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第7号は、原案のとおり可決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第6、議案第31号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第31号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。  本件は、現在、人権擁護委員でございます金見裕子氏の任期が令和4年6月30日で満了となりますが、引き続き同氏を推薦いたしたいので、提案するものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。                               (議案は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第31号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第31号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  これより議案第31号を採決いたします。  議案第31号は、同意することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第31号は、同意することに決しました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第7、議案第32号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第32号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。  本件は、現在、人権擁護委員でございます中島收氏の任期が令和4年6月30日で満了となりますが、引き続き同氏を推薦いたしたいので、提案するものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。                               (議案は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第32号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第32号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  これより議案第32号を採決いたします。  議案第32号は、同意することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第32号は、同意することに決しました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第8、議案第33号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第33号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。  本件は、現在、人権擁護委員でございます藤井幹世氏の任期が令和4年6月30日で満了となりますが、引き続き同氏を推薦いたしたいので、提案するものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。                               (議案は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第33号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第33号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  これより議案第33号を採決いたします。  議案第33号は、同意することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第33号は、同意することに決しました。           ──────────────────────
    谷直樹議長  日程第9、議案第34号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第34号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。  本件は、現在、人権擁護委員でございます德光順孝氏の任期が令和4年6月30日で満了となりますが、引き続き同氏を推薦いたしたいので、提案するものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。                               (議案は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第34号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第34号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  これより議案第34号を採決いたします。  議案第34号は、同意することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第34号は、同意することに決しました。  1時20分まで休憩いたします。         午後0時03分     休 憩         ──────────────         午後1時20分     再 開 ○谷直樹議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第10、議案第25号、令和3年度城陽市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第25号、令和3年度城陽市一般会計補正予算第8号につきましてご説明申し上げます。  予算書の2ページ、3ページをお願いいたします。  今回の補正は、補正前予算額356億6,902万3,000円に、歳入歳出それぞれ10億6,471万1,000円を追加し、予算の総額を367億3,373万4,000円とするものでございます。  歳出予算の主なものといたしましては、総務費で、ふるさと城陽応援寄附金に係る経費6,568万7,000円、財政調整基金積立金2億1,499万6,000円、減債基金積立金3億5,889万2,000円、未来まちづくり基金積立金3億9,000万円、交通安全対策に係る経費547万7,000円、北部コミュニティセンター耐震補強等整備に係る経費減額で5,355万2,000円、住民記録に係る経費239万円。衛生費で、城南衛生管理組合に係る経費減額で3,221万8,000円。土木費で、市道12号線外2路線の整備に係る経費減額で8,037万4,000円、市道103号線の整備に係る経費減額で1,341万4,000円、寺田駅周辺道路の整備に係る経費減額で5,266万円、山城青谷駅周辺道路等の整備に係る経費3億9,099万8,000円、市道204号線外1路線の整備に係る経費750万円、東部丘陵地の利用支援に係る経費減額で4,352万4,000円、寺田駅周辺の整備に係る経費減額で1億1,822万9,000円、東部丘陵線の整備に係る経費減額で6,332万1,000円、宿泊施設の事業継続等に係る経費2,000万円。教育費で、深谷小学校外1校のトイレ整備に係る経費減額で2,458万6,000円、学校における感染症対策等に係る経費1,890万円、ICT教育の推進に係る経費439万1,000円。その他、正職人件費として退職者増による退職手当により6,780万6,000円などを計上いたしております。  次に、歳入予算の主なものといたしましては、市税で、個人市民税2億9,000万円、法人市民税で1億1,000万円。地方消費税交付金で1億7,004万円。地方特例交付金で1,145万9,000円。地方交付税で、普通交付税4億4,540万円。国庫支出金で、児童手当負担金減額で2,027万3,000円、医療扶助費負担金減額で2,444万円、社会資本整備総合交付金3,634万2,000円、社会保障・税番号制度システム整備費補助金239万円、地域生活支援事業費補助金減額で3,062万3,000円、新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金減額で4,608万円、道路交通安全施設等整備事業費補助金2,292万8,000円、交通連携道路事業費補助金4,565万円、街路事業費補助金2億4,255万円、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,945万円、学校施設環境改善交付金1,425万6,000円、公立学校情報機器整備費補助金219万5,000円、学校保健特別対策事業費補助金945万円。府支出金で、地域生活支援事業費補助金減額で1,531万2,000円。寄附金で、ふるさと城陽応援寄附金8,188万3,000円。繰入金で、山砂利採取跡地及び周辺公共施設整備基金繰入金減額で1億1,349万5,000円、職員退職手当基金繰入金5,702万7,000円、未来まちづくり基金繰入金減額で5,694万4,000円。諸収入で、公営企業退職手当収入1,077万9,000円、北部コミュニティセンター耐震補強等整備事業負担金減額で1,966万2,000円、市道12号線外2路線整備事業協力金減額で8,260万3,000円、後期高齢者医療療養給付費負担金返還金4,829万5,000円。市債で、交通安全対策事業債240万円、道路整備事業債1億1,210万円、東部丘陵線整備事業債減額で2億3,590万円、深谷小学校外1校トイレ整備事業債減額で7,150万円、青谷小学校整備事業債減額で1,000万円、今池小学校屋上防水等整備事業債2,010万円、南城陽中学校雨水排水管整備事業債減額で1,000万円、臨時財政対策債3,842万4,000円などを計上いたしております。  その他債務負担行為で、市道12号線外2路線整備事業債で限度額、減額で4,100万円を設定いたしております。  ただいま申し上げましたように、今回の補正につきましては、国の補正予算を活用しての道路交通安全対策に係る経費や学校における感染症対策などの新規事業のほか、歳入歳出の決算見込み額により予算整理を行うものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  土居議員。 ○土居一豊議員  市道12号線外2路線の整備に係る経費、諸収入での減額、そして土木費の歳出の減額、これについてどのような事情で減額になったのか。また、この整備についてはこれをもってもう実行しないのか、それとも新たに再度検討することがあるのか、質問いたします。 ○谷直樹議長  辻村次長。 ○辻村一哉都市整備部次長  それでは、12号線の補正について説明させていただきます。  12号線外2路線の道路整備に当たりまして、地元等の理解が得られず、調整が難航しております。事業に着手できないため、令和4年度の事業の実施を見送ることとし、工事監理委託料及び工事請負費につきましては、歳入歳出予算の整理を行うものであります。あわせまして、早期に事業が次、来年度交渉を重ねましてかかれるようになりましたら、工事の実施に当たりまして事前に必要な設計業務委託を行うために、設計業務料を繰り越すものでございます。  なお、工事の請負費につきましては、設計完了後、再度精査の上、令和4年度に補正計上、債務負担行為の設定を行う予定としております。  今後でございますが、昨年度行いました説明会の状況、意見内容を関係機関に報告をしておりまして、関係機関と今後、協議をしていきます。別ルートでの対応が可能か、今、検討しているところでございます。今後、地元の改良区とも協議を行う中で、また一定進められるのかどうかというところを検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○谷直樹議長  土居議員。 ○土居一豊議員  内容は分かりました。事業を復活して進める場合、また補正を組む場合にはしっかりと地元の同意を取って、工事開始に当たり一切地元の反対がないように進めていただきたい。  以上です。 ○谷直樹議長  ほかに質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって質疑を終わります。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第25号については、委員会付託を省略いたします。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第25号については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  討論なしと認めます。  これより議案第25号を採決いたします。  議案第25号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第25号は、原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。         午後1時32分     休 憩         ──────────────         午後1時33分     再 開 ○谷直樹議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第11、議案第26号から日程第15、議案第30号までの5議案を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第26号から議案第30号までの5議案につきまして、一括してご説明申し上げます。  まず議案第26号、令和3年度城陽市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。  33ページ、34ページをお願いいたします。  今回の補正は、補正前予算額85億9,631万6,000円に、歳入歳出それぞれ2,356万3,000円を追加し、予算の総額を86億1,987万9,000円とするものでございます。  歳出予算では、基金積立金で、国民健康保険財政調整基金積立金2,356万3,000円を計上いたしております。  歳入予算では、繰入金で、一般会計繰入金81万5,000円。繰越金で2,274万8,000円を計上いたしております。  続きまして議案第27号、令和3年度城陽市寺田財産区特別会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。  41ページ、42ページをお願いいたします。  今回の補正は、補正前予算額3,666万6,000円に、歳入歳出それぞれ1,269万7,000円を追加し、予算の総額を4,936万3,000円とするものでございます。  歳出予算では、総務費で、寺田財産区基金積立金1,269万7,000円を計上いたしております。  歳入予算では、繰越金で1,269万7,000円を計上いたしております。  続きまして議案第28号、令和3年度城陽市介護保険事業特別会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。  49ページ、50ページをお願いいたします。  今回の補正は、補正前予算額62億5,821万1,000円に、歳入歳出それぞれ2億4,229万4,000円を追加し、予算の総額を65億50万5,000円とするものでございます。  歳出予算では、基金積立金で、介護給付費準備基金積立金2億4,229万4,000円を計上いたしております。  歳入予算では、国庫支出金で、介護給付費負担金1億2,113万3,000円、調整交付金減額で2,188万5,000円。繰越金で1億4,304万6,000円を計上いたしております。  続きまして議案第29号、令和3年度城陽市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。  57ページ、58ページをお願いいたします。  今回の補正は、補正前予算額14億2,777万8,000円に、歳入歳出それぞれ3,538万1,000円を追加し、予算の総額を14億6,315万9,000円とするものでございます。  歳出予算では、後期高齢者医療広域連合納付金で、保険料の納付に係る経費3,538万1,000円を計上いたしております。  歳入予算では、繰入金で、一般会計繰入金513万7,000円。繰越金で3,024万4,000円を計上いたしております。  続きまして、別冊の議案第30号、令和3年度城陽市水道事業会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。  2ページ、3ページをお願いいたします。  今回の補正予算は、まず収益的支出で、補正前予算額15億127万5,000円から314万3,000円を減額し、補正後予算額を14億9,813万2,000円とするものでございます。  収益的支出ですが、営業費用で、上下水道部管理庁舎改修関連事業費減額で314万3,000円を計上いたしております。  続きまして資本的収入で、補正前予算額5億8,974万6,000円に2,186万4,000円を増額し、補正後予算額を6億1,161万円とするものでございます。  資本的収入ですが、補助金で、生活基盤施設耐震化等補助金3,939万6,000円、水道水源開発等施設整備費補助金345万6,000円。工事負担金で、一般会計負担金減額で2,098万8,000円を計上いたしております。  続きまして資本的支出で、補正前予算額14億2,492万1,000円から1,651万9,000円を減額し、補正後予算額を14億840万2,000円とするものでございます。
     資本的支出ですが、建設改良費で、上下水道部管理庁舎改修関連事業費減額で1,651万9,000円。債務負担行為で、第3浄水場基幹管路耐震化事業の廃止を計上いたしております。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第26号から議案第30号までの5議案については、委員会付託を省略いたします。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって議案第26号から議案第30号までの5議案については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  討論なしと認めます。  これより議案別に採決いたします。  まず議案第26号を採決いたします。  議案第26号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第26号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号を採決いたします。  議案第27号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第27号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号を採決いたします。  議案第28号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第28号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号を採決いたします。  議案第29号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第29号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号を採決いたします。  議案第30号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  全員挙手。よって議案第30号は、原案のとおり可決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第16、意見書案第1号、沖縄戦での戦没者の遺骨などを含む地域の土砂を埋め立てに使用しないように求める意見書を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  谷口公洋議員。 ○谷口公洋議員  〔登壇〕 失礼します。  現在、ウクライナが戦場になり、傷ついた市民の姿を画像で見ると、本当に心が痛むところであります。国内に目を移しますと、やはり同じようなことがかつて日本にもあったということを考えてしまいます。  議長からもありましたように、沖縄戦での戦没者の遺骨などを含む地域の土砂を埋め立てに使用しないように求める意見書案を読み上げて、審議していただきますようよろしくお願い申し上げます。  なお、読み上げる前に最初に一言申し上げますけれども、これから読み上げる意見書は京都府議会で全会一致で採決されたものであります。それをそのまま打ち込みましたけれども、ただ、その過程で他会派の方から、みんなが一致するためにはこのようにしたらどうかというようなアドバイスがありまして、それをそのまま入れて、といってもほんのわずかなものなんですけれども、それを含んだ文章になっております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  では、読み上げます。  沖縄戦では一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの尊い命が失われ、沖縄の住民のみならず、全国から招集された日本兵をはじめ、様々な背景を持つ戦没者が現在も沖縄の地に眠っている。  沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある平和の礎には、国籍や軍人・軍属・民間人の区別なく、沖縄戦等で亡くなられた24万人有余の氏名が刻銘されている。  この沖縄戦では、京都府出身の軍人2,500人有余の人々が命を落とすこととなり、これらの人々のご冥福を祈るため、京都府民により昭和39年、沖縄県宜野湾市嘉数の丘に京都の塔が建立され、毎年現地において慰霊巡拝、慰霊式が催されている。  戦没者の遺骨収集が今も続く沖縄県南部から採取した土砂をいかなる埋め立てに使用することは戦没者とその遺族の尊厳の尊重を求める願いに背くもので、人道上、許されるものではない。  このことは、日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性除去のための辺野古移設についての議論と混同してはならない。  ついては、本市議会は、国に対して次のとおり求める。  1、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋め立て等に使用しないこと。  2、我が国で唯一住民を巻き込んだ地上戦があった沖縄の事情に鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律を遵守し、国が主体となって戦没者遺骨収集を実施すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上であります。どうぞよろしくご審議ください。                             (意見書案は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  土居議員。 ○土居一豊議員  2点質問いたします。  1つは、ただいま意見書案の朗読を聞いて、辺野古移転の議論と混同してはならないと書いていますが、提案者の政党は、辺野古移転への反対を第一に掲げて沖縄では活動されていると思います。また、全国でそのような議論をされていますが、ここの文書に書いているとおり、今回の意見書に関して、可決もしくは否決される、どちらの事態になっても、辺野古移転とこの遺骨を含まないことに関しては混同しない決意があるかお聞きをしたい。  2つ目、意見書が可決もしくは否決、どちらになっても、政党としてこの意見書の今後の取扱い、どのように取り扱って政党として活動する考えか、お聞かせください。 ○谷直樹議長  谷口議員。 ○谷口公洋議員  1つ目のほうから申し上げます。この議決は先ほど読んだとおりであり、このことは日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性除去のための辺野古移設についての議論と混同してはならない、これは明確にここに述べられています。このことを遵守するものであります。  2つ目です。そもそも確かに府議会のことを申しますと、6月の議会で日本共産党は辺野古の米軍新基地建設計画の中止・撤回を含めた意見書を提出しましたが、否決されておりました。そのような考え方、方針を持っているわけでありますけれども、府議会での先ほど読み上げました意見書は、自民党、府民クラブ、公明党の3会派が提出したものであります。自民党は新基地に賛成の立場だが、自民府議団の荒巻隆三代表幹事は、御霊や遺族の心情に配慮すべきで、遺骨を含む土砂を使うのは人道的に許されない、このように説明しております。私もこの意見に全く賛成であります。  以上を回答とします。 ○谷直樹議長  土居議員。 ○土居一豊議員  再度質問します。今回の出されている意見書、市議会としてこの場で可決もしくは否決された場合に、政党として、城陽市議会日本共産党議員団として、今後の活動にどのように活用するのか、そのお考えを聞いているんです。もう一度答弁ください。 ○谷直樹議長  谷口議員。 ○谷口公洋議員  活用するという意味が私はよく分かりません。戦死者、その中にはもちろん兵士もおり、沖縄県民が多数おり、そして今の国籍の違う朝鮮や台湾や中国の方々もおられるでしょう。あるいは敵であった米国の兵士もいるはずであります。そのような御霊を慰める意見書であります。  私も高校の教諭のときに研修旅行で生徒たちを連れていって、今なお遺骨があることを確認しております。そのようなことを政治的に利用するというようなことが許されるものでしょうか。そんなことをすれば、かえって私はその政党は評判が落ちるし、信用されないものだと思います。あくまでも霊を慰めるための意見書であって、それ以外の何ものでもありません。  以上です。 ○谷直樹議長  土居議員。 ○土居一豊議員  最後に重要な言葉を聞きました。この可決もしくは否決の結果を決して政党としての活動には利用しない、そういうことを聞きました。今後、皆さんが活動するときに街かどで、市内でどのように発言されるか、注視します。もしこれを破ることがあれば、二度とあなたのところから出す意見書については賛同できないものです。  以上。 ○谷直樹議長  ほかに質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって質疑を終わります。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については、委員会付託を省略いたします。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって意見書案第1号については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  西議員。 ○西良倫議員  沖縄戦での戦没者の遺骨などを含む地域の土砂を埋め立てに使用しないように求める意見書に賛成の立場で討論します。  沖縄は日本で唯一太平洋戦争での地上戦が行われ、意見書本文にも述べられているとおり24万人有余の方々が犠牲となり、糸満市摩文仁の丘に平和の礎として刻まれ、多くの人々の慰霊の場所となっています。また、宜野湾市嘉数の丘には京都の塔が建立され、京都府出身の軍人2,500人有余の人々を祀る慰霊式が沖縄・京都の塔奉賛会主宰の下、催されています。  沖縄戦は77年前の3月26日、沖縄慶良間諸島への米軍上陸から始まり、地上戦は約3か月にわたりました。約1,500隻の艦船に54万人の兵員をもって上陸が開始され、阿嘉島、渡嘉敷島と攻撃され、島はたちまち燃え尽くされ、逃げまどった多くの住民が犠牲になりました。つい3日前の26日、座間味島では遺族や島民らが集落と慶良間の海を見渡す高台にある平和の塔を訪れ、平和を誓いました。やがて本島も侵攻され、首里城があった首里の丘も、城は跡形もなく燃え尽き、あたりは広い山になっていたといいます。今、ウクライナで起こっている惨状と重ねるとき、沖縄が教えてくれる命どぅ宝、命こそ宝を思います。  遺骨収集が今も続く本島南部からの土砂採取は、焦土と化した沖縄の歴史を顧みず、御霊や遺族の心情に配慮すべきで、人道的に許されません。全ての犠牲者の尊厳を守るために、この意見書に賛成をいたします。  以上です。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  大西議員。 ○大西吉文議員  意見書案第1号に賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。  多くの議員さんもいらっしゃるでしょうけども、戦争を経験なさった議員さんはいらっしゃらないのじゃないかなと思います。私は5歳のとき、昭和20年が終戦の年でございました。なかなか戦争というのは厳しいものでございまして、大阪等が空襲に遭われたときは、大阪の火の粉が偏西風に乗って城陽まで流れてきた。当時まだ城陽は茅ぶきの家が多くございまして、そういうものから火災を守るということで、爆撃を受けていない地域でも厳しい生活をしていたという経緯がございます。  今回の埋め立ての件でございますけれども、やはりまだ遺骨が残っている地域の砂を埋め立てに使うというのはいかがなものか。私ども戦争を経験した者にすれば、今ある繁栄は、特に沖縄戦は厳しございまして、過日も京都府の知事選挙の応援にお見えになった西田衆議院議員がおっしゃっていましたけれども、沖縄は戦争で子供だとか婦人が自死されたということですね。そういうことのあったところの砂をそういうものに使っていいものか。そういう方々の犠牲があって今の繁栄があるのだ。私どもは常にそういうことを肝に銘じて行動しているわけでございます。  したがいまして、こういうことをここで議決しなければ、城陽市は笑われるんじゃないかな。今、こういう繁栄があるのは、こういう方々の尊い犠牲があって初めて今あるわけでございますので、そういうことをしっかりと肝に銘じて賛成していかないかんのじゃないかなと私は思うわけです。  こういうことを政争の具に使うというのはいかがなものか。仮にこれが否決されれば、城陽市議会は大きな恥をかくでしょうし、谷議長の顔に泥を塗るようなことになる。そういうことはぜひ避けていかないかんのじゃないかなと、そのように思いまして、これについては純真な気持ちで賛成討論とさせていただきます。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  土居議員。 ○土居一豊議員  私は、今回の意見書を決めるに当たって、辺野古移転との議論の混同、それとこの意見書をどのように政治活動に使うか。政治活動に使うとすれば、私は賛成できない思いがありました。明確に否定されましたので、賛成討論をいたします。  太平洋戦争の末期の沖縄戦は、地上戦が昭和20年3月から約3か月間に及び、20万人余が犠牲になりました。特に沖縄本島南部は最後まで激戦となり、多くの日本兵や民間人が命を落としました。最南端の糸満市摩文仁では、平和の礎に名が刻まれる京都府出身の犠牲者は2,546人であります。その多くは激戦地の1つ宜野湾市の嘉数高地で亡くなっています。その場所には昭和39年4月29日に慰霊のための京都の塔も建てられています。  南部一帯には今も当時のご遺骨が残っており、ボランティアの方々が収集に取り組まれています。昨年10月には、糸満市のガマといわれる自然洞窟から兵士や子供とみられるご遺骨も見つかっています。  そうした中、防衛省沖縄防衛局が沖縄県に提出した名護市辺野古の新基地建設の設計変更で、本島南部地域を土砂採取地に加えたことが昨年4月に明らかになりました。そのため、これらご遺骨を含む土砂を使わないように求める意見書が全国の地方議会で可決され、府内においてもこれまで京都府議会等6市村の議会で意見書が可決されています。府議会での可決では、御霊や遺族の心情に配慮すべきで、ご遺骨を含む土砂を使うのは人道上、許されないと説明していますが、まさにそのとおりだと思います。辺野古の米軍新基地建設計画を中止・撤回を求める政党も、この件に関しては辺野古移転についての議論と混同しないと京都府議会でも明言しているとおりであります。
     皆さん、ご遺骨の収集に従事したことがありますか。沖縄のご遺骨は湿気を含んでおりますので、土地の特性上、黒くすすけた状態になっています。私が参加した硫黄島は地熱の関係で薄い山吹色の状態で発見されます。しかし、土砂に含まれると思われるご遺骨のほとんどは骨片に近いものであり、専門家が判定しないと、ご遺骨なのか、石のかけらなのか、木の破片なのか、判別できないのが現状です。沖縄南部ではまだまだ数多くのご遺骨が眠っていると判断されています。  その南部激戦地の嘉数の丘に建てられた京都の塔に刻まれた碑文を紹介いたします。  昭和20年春、沖縄島の戦いに際し、京都府下出身の将兵2,534名の人々が遠く郷土に思いを馳せ、ひたすら祖国の興隆を念じつつ、ついに砲煙弾雨の中に倒れた。また、多くの沖縄住民も運命を共にされたことは誠に哀惜に堪えない。特にこの高台付近は戦場の一部として、その戦闘は最も激烈を極めた。早世19年を経て、今、この悲しみのほかにそれらの人々のご冥福を祈るため、京都府市民にとって京都の塔を建立されるに至った。再び戦争の悲しみが繰り返されることのないよう、また併せて沖縄と京都を結ぶ文化と友好の絆がますます固められるよう、この塔に切なる願いを寄せるものである。  昭和39年4月29日。  この思いを下に、ぜひこの意見書を可決しようではありませんか。  今朝の読売新聞の朝刊に、浦添湾の埋め立て問題が出ております。那覇軍港を移転する問題です。これは沖縄県も賛成しております。ここに使う土砂はどこの土砂を使うんでしょうか。南部の土砂を使うでしょう。今回の意見書だけでなく、浦添湾を埋める土砂にもご遺骨を使ってはならない、そういう思いがします。そう思えば、今回の意見書を可決して国に送ることによって、浦添湾の埋め立てにもご遺骨を使われない、そのように思います。  今回の意見書を通して、国において国家施策として国内・国外のご遺骨の収集に今以上に取り組まれることを願い、賛成討論といたします。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。  奥村議員。 ○奥村文浩議員  反対という形の討論になるんですけれども、今回は私はこれに賛成の手を挙げないというつもりでございますので、そのことについて一言お話ししないといけないなと思って、お話しさせていただきます。  ウクライナのことがあってというお話もありましたけれども、この戦争というのは、日本という国がありましたら、その日本という国のまた戦争の危機というものを考えていかなければならないと思います。沖縄戦の戦没者の遺骨ということを考えますと、確かにここに先ほど言われているようなことがおかしいというふうには思いません。ただ、日本全国で戦争がありまして、その戦没者がおられます。沖縄戦だけをクローズアップするというのは、ちょっとそこに違和感がありまして、今回は賛成をしかねるというふうに思いました。  以上でございます。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって討論を終わります。  これより意見書案第1号を採決いたします。  意見書案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手少数。よって意見書案第1号は、否決されました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第17、請願第4-1号、加齢性難聴者の補聴器購入に係わる補助制度を求める請願書を議題といたします。  ただいま議題となっております請願第4-1号については、去る2月21日の本会議において福祉常任委員会に付託しておりましたが、委員長から審査終了の旨の請願審査報告書が提出されました。  それでは、これより委員会における審査経過と結果について、委員長から報告を求めます。  西良倫福祉常任委員長。 ○西良倫福祉常任委員長  〔登壇〕 2月21日の本会議において、本委員会に付託されました請願第4の1号について、2月28日に委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過と結果を報告いたします。  本件は、加齢性難聴者の補聴器購入に係わる本市独自の補助・支援事業の実施と、補聴器購入に公的補助制度を創設するよう国に意見書の提出を求めて請願されております。  委員会は審査に当たり、請願者に出席を求めることに決めました。  審査の冒頭、請願者は、趣旨について、 o 加齢性難聴は、高齢者にとって一般的な身体機能低下の1つであり、60代で3人に1人、70代以上になると7割以上の人がなると言われている。 o 加齢性難聴を放置すると、認知症の進行が早くなるだけでなく、鬱病にもつながるが、早期に補聴器をつけることによって、これらの進行を遅らせることができる。 o 補聴器は会話など人との交流を円滑にし、老後の豊かな暮らしにつながるが、非常に高額で、耐用年数は5年である。 と述べました。  これを受け、委員から請願者に対し、助成制度の全国的な状況を問い、請願者は、全国で21団体程度と答えました。  また他の委員は、この請願への思いを問い、請願者は、難聴者を抱える家族の思いや、最近の情勢を踏まえ、市の財政を理解しており、国全体の制度として購入費の補助を願うと述べました。  さらに他の委員から、現在の活動状況はと問い、請願者は、生活と健康を守る会と年金者組合と取り組んでいると述べました。  続いて、市に対する質疑の中で、委員の、聴覚障がい者の助成制度の利用状況はとの問いに、市は、補聴器の令和2年度の給付実績は38件で、給付総額は238万円となっていると答えました。  また他の委員は、補聴器の補助金額を問い、市は、種類により異なるが、一般的な高度難聴用耳かけ型であれば4万3,900円が補助の上限額と答えました。  さらに他の委員から、加齢性を考慮したその他補助制度はとの問いに、特段の施策はないが、聞こえに関する相談事業のほか、税制面のアドバイスなど幅広く支援していると答えました。  討論において、本請願に反対の立場の委員は、まずは、他の制度を利用して補聴器が購入できることを広報すべきと述べる一方で、賛成の委員は、福祉先進都市実現のため採択をとの意見を述べました。  採決の結果、請願第4の1号は、賛成少数により不採択に決しました。  以上、本委員会に付託を受けました、請願第4の1号の審査経過と結果の報告を終わります。  令和4年3月29日 福祉常任委員長 西良倫                              (報告書は巻末に掲載) ○谷直樹議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  谷口議員。 ○谷口公洋議員  失礼します。この補聴器購入に係わる補助制度を求める請願書の紹介議員でもあります。賛成の立場で意見を述べます。  難聴は日常生活を不便にして、コミュニケーションを困難にするなど、生活の質を落とす大きな原因になります。最近では、鬱病や認知症の危険因子になることも指摘されています。加齢性難聴者に対する補聴器の普及は健康寿命の延伸、医療費の抑制、事故の防止等に寄与するものと考えます。  現在のように高齢者が多数社会で働いている、そして今後もますます働く状況下では、補聴器は必需品になっています。このような中で、全国で幾つかの自治体、といいましても1,700ほどある市町村自治体の中で50自治体ほどでありますけれども、独自の財政的補助制度を実施しているわけであります。この議論が大きくなり、大きな運動になりつつあるのは、2019年3月21日、今より3年前の話でありますけれども、日本共産党の大門実紀史議員が参議院財政金融委員会で質問をしたことから始まります。それは兵庫県議会で全会一致で加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を創設してほしいという意見書が出されたところを紹介したものであります。その答弁の中で、補聴器への助成制度の対象者は、聴覚障がい6級以上として身体障害者手帳が交付された方である。両耳の聴力レベルが70デシベル以上の方であり、もしくは片側の耳の聴力レベルが90デシベル以上、もう一方の耳の聴力レベルが50デシベル以上の人になっていると、こう答えたわけであります。身体障害者の手帳を持ってなければ、そしてこの条件を満たさなければ、補助は受けられないわけであります。  ただ、では70デシベルとは一体どのような状況かといいますと、40センチ離れたらもう聞こえないという、このような状況であります。非常に重度の難聴であります。ちなみに大門議員は、WHO世界保健機関で何デシベル以上に補聴器をつけることが奨励されているかと聞きましたら、回答者はそのときに答えられなかったのですけれども、41デシベル以上、中程度ですね。中程度というのは中等度難聴といいまして40から69デシベルでありますが、普通の会話が聞きづらい状況から補聴器を勧めると、このように答弁をしているわけであります。  最後に、大門議員はそこにおられた財務大臣の麻生大臣にこのことを問いました。どのように考えるか、こう問いましたら、麻生太郎財務相は、当時副首相でもありますけれども、厚労省から提案がまだないけれども、やらなければならない。必要な問題であると、こう述べているわけであります。さすがに財務大臣であります。ただ、麻生さんは大財閥の息子さんですから本当にそんなことを思っているのかと私は思ったのですけれども、その後の話を聞きますと、彼は鉄砲を撃つんですね。そのような競技を行っておって、左耳がほとんど聞こえないんだそうです。それはこの請願のときの議論でもそのような議論も出てまいりました。当然補聴器を使っておられて、しかし、妻が買ったものだから、これは高価だったと思っている。しかし、これはやはり必要なんだ。やはり自分の苦しみを理解している人は人の苦しみが分かるわけであります。このように財務大臣が答えたことからさらに勢いを増して、現在、増えつつあるわけであります。  最近の事例では、2022年度、来年度の予算で10月から東京都の三鷹市、人口約20万ですけれども、18歳以上が対象で、2022年度予算案に盛り込まれています。助成制度予算額は1,000万円強、助成額は購入費の2分の1で、上限は4万円、本人の合計所得210万円未満の人が対象で所得制限はあるんですけれども、18歳以上の方が全て援助を受けることができるわけであります。さらに東京都の港区の助成金額は、所得制限なしで上限が13万7,000円にも及んでいるわけであります。  先ほども申し上げましたように、これから高齢者の労働がますます増えていきます。長生きをしながらやっていくのはよろしいわけですけれども、同時に認知症が増えているのもご存じのとおりであります。人から聞こえない、まあ言うたら私の父親も難聴者でありましたから、教員をやっておりましたが、生徒の声が聞こえないがゆえに生徒にばかにされたり、そんなことを多く見てきました。やはり難聴というのは社会参加をするに当たって大きな壁になっています。皆様方のお近くにもそのような方はたくさんおられると思います。さきにお亡くなりになりましたけれども、議員もこの難聴者に関しては大変な努力をされたと聞いております。ぜひご審議の上、賛成の採決がされればと願っている次第であります。  以上で発言を終わります。 ○谷直樹議長  ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  これをもって討論を終わります。  これより請願第4-1号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択でありますので、請願を採択することについて採決いたします。  請願第4-1号は、採択することに賛成の方は挙手願います。         〔賛成者挙手〕 ○谷直樹議長  挙手少数。よって請願第4-1号は、不採択とすることに決しました。           ────────────────────── ○谷直樹議長  日程第18、常任委員会並びに議会運営委員会の審査及び調査を閉会中も継続することについてを議題といたします。  各委員長から、目下委員会において審査及び調査中の事項について、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申出がございます。  お諮りいたします。  本件については、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○谷直樹議長  ご異議なしと認めます。よって本件については、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決しました。                              (申出書は巻末に掲載)           ────────────────────── ○谷直樹議長  今期定例会の会議に付された案件の審議は全て終了いたしました。よって令和4年第1回城陽市議会定例会は、これをもって閉会いたします。           ────────────────────── ○谷直樹議長  市長から発言の申出がありますので、お受けいたします。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  令和4年第1回城陽市議会定例会が閉会されるに当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。  今期定例会は、去る2月21日に開会いただき、本日までの37日間にわたりまして議員各位にはご多用の中ご出席を賜り、慎重かつ熱心なご審議をいただき、誠にありがとうございました。この間、令和4年度当初予算も含めて提案いたしました全ての議案につきましてご可決、ご認定、ご同意を賜り、心から厚く御礼申し上げます。審議を通じ賜りました数々のご意見、ご要望等につきましては、今後の市政執行に当たりまして心してまいる所存でございます。  それでは、この場をお借りいたしまして、数点ご報告させていただきます。  まず新型コロナウイルス感染症対策についてであります。新型コロナウイルス感染症につきましては、いわゆる第6波と呼ばれる期間におきまして新たなオミクロン株の発生等もあり、本市でも2月の新規陽性者数が1,500人を超え、1月当たりの過去最多を記録するなど、多大な影響を受けたところであります。今月は減少傾向が見られるものの、依然として予断を許さない状況が続いております。  こうした中、昼夜を問わず医療・保健・介護・福祉等の現場に従事していただいているエッセンシャルワーカーの皆様に対しましては、改めて敬意を表する次第でございます。  本市といたしましては、希望される市民の皆様への新型コロナウイルスワクチンの3回目接種や5歳から11歳の方々への接種をはじめ、新型コロナウイルス感染症につきまして国・府等関係機関と連携し、引き続き全力で取り組んでまいります。市民の皆様におかれましても、年度末、年度当初で人と人との交流が増加する時期ではございますが、自分が感染しない、ほかの人に感染させない、感染を広げないを意識していただき、こまめな換気、マスクの着用、手洗い、消毒など、基本的感染対策に最大限のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、防災ブックの改訂についてであります。本市の防災ブックにつきましては、4年ぶりに改訂を行い、全戸配布を行ったところでございます。今回の改訂により避難情報の改正やハザードマップについて校区ごとの詳細マップを加えるなど、内容の充実を図るとともに、これまでのA4判からB4版にサイズを拡大し、防災情報等の二次元コードを追加するなど、市民の皆様にご覧いただきやすく、また必要事項等を書き込んでいただきやすい紙面としておりますので、日頃の備えやいざというときの避難について考えていただく1つのきっかけとなれば幸いに存じます。  最後に、人事異動についてであります。このたび4月1日付の人事異動を発令いたします。今回の異動でございますが、異動人数は125人で、実質異動率は25.7%であります。4月からは子供に関する相談対応や児童虐待の未然防止などへの対応について専門職を配置し強化するとともに、子供とその家庭及び妊産婦等を総合的に支援する子ども家庭総合支援拠点を子育て支援課内に設置するなど、新たな人事体制の下で、さらなるまちの発展に向けて職員と一丸となって全力を傾注してまいる所存でございます。  来る令和4年度には、本市は市制施行50周年の大きな節目を迎えます。本市のさらなる飛躍を目指し、希望あふれる城陽、誰もが輝く城陽、そして未来に向かって大きく躍動する新たな城陽、NEW城陽の実現に向け一層尽力してまいりますので、議員の皆様方の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。ありがとうございました。  なお、ウクライナ問題でございますが、これはまさしくロシアの一方的な侵攻、言語道断でございます。この場での発言は差し控えさせていただきますが、私自身4月1日号の広報じょうようのコラム、ホップ・ステップ・ジャンプの欄にも私の気持ちを書かせていただいておりますので、またご購読いただきましたらありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。         午後2時26分     閉 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   谷   直 樹                    会議録署名議員   相 原 佳代子                       同      小松原 一 哉...